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遮光眼鏡のレンズカラーの選び方は?

まぶしさ(羞明:しゅうめい)を感じる範囲や程度は個人差があり異なります。例え同じ疾患であっても感じるまぶしさには個人差があり、見え方に違いが出る場合があります。さまざまな方の異なる症状にお応えするため、東海光学の遮光眼鏡は26色のカラーをご用意しています。

 

カラーによって個人差があると聞いたけれど?

目の病気によって色が決まっていますか?私にはどのような色が合いますか?このような質問を時々お聞きいたします。人が感じるまぶしさは個人差があり、見やすいと感じる色に違いがあります。またまぶしさの度合いも異なり、必要とする濃度にも違いがあります。たとえば味覚のように同じものを口にしても、その味覚の程度は人によって異なります。つまり実際に使用される方のカラーは、それが熟練した眼科医であっても問診や通常の検査だけで決めることができないのです。

カラーは誰が決めてくれるの?

ならば遮光眼鏡のカラー選定は誰が行うのでしょうか。遮光眼鏡のカラー選定は、装用される方が実際にトライアルを用いて試すことで、より効果的なカラーを見つけていきます(自覚検査)。もちろん眼科医療機関や眼鏡店ではカラーを決定するまでのサポートをいたします。

カラーの選定に使用する「トライアル」ってなに?

それでは、この26色もあるカラーの中からどのように選ぶのでしょうか。遮光眼鏡のカラー選定には以下のようなトライアルを用いて選定いたします。トライアルを通して見たモノや風景の見え方から判断いたします。トライアルは、眼科医療機関やこのサイトの「店舗検索」にある遮光眼鏡のお取扱店で保有しています。(トライアルを保有している眼鏡店はこちら)

カラーを選定するときの注意点は

1:まぶしさがとれているか。コントラストが向上しているか。

まぶしさが取れることで白っぽく見えていないか、ぼやけて見えていないか確認しましょう。
コントラストとはモノの明暗比のことです。例えば道路のでこぼこがわかりやすくなった、車線や白線・横断歩道・点字歩行板などがよりはっきりするなどで確認します。遮光眼鏡を装用することで改善できているかを確認しましょう。

2:暗くなり過ぎないか、かけることで疲れを生じないか。

人の目は暗くなると見えにくくなり、神経を使うことで疲れや歩行時に危険が生じます。カラーの選定時には暗くなり過ぎないように注意しましょう。

3:実際の使用する環境下で見ているか

トライアルをしている環境が、実際に装用する環境と同じ条件に近いことが理想です。例えば屋内用ならLEDライトの下で、屋外用なら実際に外に出てみましょう。できる限り天気の良い日中に試しましょう。車のライトのまぶしさなら夜間の屋外で試しましょう。色の選定は実際に使用する環境に合わせて試すことでより効果的なカラー選定が行えます。
そのためには目標物を定めて確認することが大切です。『看板を見て』『横断歩道をみて』と目標物を定めることでより日常的な効果を感じていただけます。

4:車の運転に使用するか

人の目は暗くなると見えにくくなり、信号や標識を誤認する可能性があります。夜間の運転には視感度透過率75%を切るようなカラーは、危険を伴うため使用できません。また日中の運転でも信号を誤認するような、500㎚までの青色光を殆どカットするカラーは使用できません。 (「運転時の注意事項」ページを参照してください。

5:見た目の配慮が必要となる環境か

遮光眼鏡は、視環境が向上することで生活の助けになり、より安全に安心して暮らしていただくためのレンズです。しかしながら遮光眼鏡は濃いカラーも多く含まれていることから、職場や、特にお子様にとっては、先生をはじめ他の生徒さんなどのご理解が必要となります。見え方に大きな違いが無い場合は見られ方も考慮してカラーを選定していただくのがよいでしょう。

 

今回は、遮光眼鏡のカラー選定についてご紹介いたしました。遮光眼鏡を使用することで、楽になった、安全や安心が得られたなど視環境の向上を最優先にお選びいただけると幸いです。さらに実際のご使用には、オーバーグラス「ビューナル」や専用フレーム「ヴェルジネ」、一般フレームを含めたフレーム選びが大切になります。こちらのお話しはまた次回をお楽しみに。

 


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